コラム

投稿日:2017/12/6

新しいオフィスのカタチ~若者とオフィス~

新しいオフィスのカタチ~若者とオフィス~

 

こんにちは、オフィス・ラボです。

今回から4回に渡り、「若者」をテーマにしたコラムをお送りします。

第1回の今回は、「若者とオフィス」について考えてみたいと思います。

 

さて、オフィスでは多くの人が働いています。

年齢、性別はもちろん様々で、最近では国籍も多岐に渡る場合が増えてきていますね。

ただ、いつの時代も未来を担っていくのは若者であり、会社の将来は今の若い世代が創っていくという考えは誰しもが思っていることではないでしょうか。

 

よく「最近の若者」というと、

・飲みニケーションを断る

・コミュニケーション力が不足している

・ドライである

・仕事とプライベートをきっちり分ける

などといった、どちらかと言うと昭和のむんむんとした空気とは一線を画したスタイリッシュな印象で描かれることが多い気がします。

いい意味でも悪い意味でも都会的というか、線が細いような頼りないイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

では、実のところはどうなのでしょうか。

本当に「最近の若者」はそんなにドライなのでしょうか。

 

 

若者の定義

 

まずは、若者の定義からですね。ここでは主に20代を若者として定義します。

今の20代は平成以降に生まれ育ってきた人がほとんどです(例えば、今年28歳になる人は平成元年生まれ)。

この年代を経済史に当てはめると、ちょうど失われた20年(1991年以降)に育ってきたということになります。

よって、今の若者からしてみれば、終身雇用や大企業神話、年齢を重ねれば上がる給料などは、

一昔前の話として認識されているといっても過言ではないということになります。

 

同時に次々と生み出される最新テクノロジーと共に成長してきたのも今の20代です。

例えばパソコンや携帯電話・スマートフォンは、

「学生時代に持っている人もいた」30代以上と「学生時代からほぼ全員持っている」20代とでは、

使い方やそこでのルール、コミュニケーションのとり方などが異なります。

30代以上と、20代とでは、そもそもの文化が違うということを認識しなければならないでしょう。

 

もちろん、歴史を紐解けば、いつの時代であっても若者と若者ではない大人の間に軋轢はありました。

時代によっては「最近の若者は本を読んでばかりだ」という風評もあったそうですよ。

ただ、今の若者は日本全体の経済的な背景や急速に発展したテクノロジーといった点で、

ある意味30代以上が経験したことのない、成長期を遂げてきた世代と考えられます。

 

 

若者が秘めた熱い気持ち

 

ではここでもう一度、『「最近の若者」は本当にドライなのか』という問いに戻ってみましょう。

私はNOだと考えています。

確かに、会社の人と飲みに行くことや、会社ぐるみのイベントなどは昔と比べると減っているのかもしれません。

一方で、SNSや電話などでコミュニケーションを取る機会は昔に比べると格段に増えているはずです。

当たり前ですね、昔は存在しなかったのですから。

感情の伝え方一つにしても、流石に会社のチャットでは使う機会は少ないですが、

スタンプや顔文字などを駆使して、感情を交えたコミュニケーションを実に上手く取っていると思います。

 

また、若者に人気のイベントを考えてみると、若者は決してドライではないということがわかります。

フェスと言われる様々なテーマを持ったイベントや参加型のリアルゲーム、

最近ではハロウィンコスプレなど、若者は「お祭り騒ぎ」や「参加型のイベント」が好きです。

イメージとしては、学生時代の文化祭のような感じが好きといえばわかりやすいでしょうか。

 

もっと端的にいうと、

・みんなでワイワイすること

・人と交わること

・人と何かを作り上げること

・それを誰かと共有すること

が好きと言えるかもしれません。

これって、「若者がドライであること」とは真逆のことだと思いませんか?

 

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若者が考えるオフィスとその可能性

 

こうした若者にとって、今の働く場所としてのオフィスはどう映っているのでしょうか。

また、働く環境についてはどのように感じているのでしょうか。

それを端的に表しているのが、最近ひとつの流行になりつつある、「遊び心」のあるオフィスではないでしょうか。

 

例えば、カーペット代わりに人工芝を使ったオフィス、社員のことを「クルー」と呼ぶオフィス、

オフィス内にバーがあったり、ハロウィンやクリスマスなどのイベント時に飾り付けがされたりなど、

ちょっとした遊び心のあるオフィスは若者が発案し、カタチにしてきたものも少なくないのです。

 

一見、遊びの延長と思う人もいるかもしれません。

しかし、本人たちは大真面目です。

コミュニケーションの取りやすさや会社の一体感、社の個性に自分たちの想いを乗せるということは、

カタチを変えた愛社精神とも考えられるかもしれませんね。

 

そして、こうしたオフィスが仕事に与える好影響が実は計り知れない可能性を秘めています。

楽しく仕事をしたい、みんなで作り上げたい、会社の居心地を良くしたい…。

スタートラインこそ「営業利益」とは乖離しているかもしれませんが、

若者が考えるオフィスは企業の未来にとって大切な「人材」や「モチベーション」を引き寄せることができると考えられます。

企業によってオフィスづくりの目的は様々です。ただ、これからの社会を担う若者とともに、

柔軟なアイデアをとりいれ+αのオフィスを作っていくことも大切な要素の一つではないでしょうか。

 

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