コラム

投稿日:2017/12/13

ブランドよりインスタ映え!若者の考える「個性」って?

ブランドよりインスタ映え!若者の考える「個性」って?

 

こんにちは、オフィス・ラボです。

前回から若者にフォーカスしてみましたが、今回も若者です。

「今の若者は何を考えているかわからない…」

「私の若い頃は…」

「若者とどのようにコミュニケーションをとったらいいんだろう…」

もし、そんなことを考えたことがある人は、若者の文化を知ることでコミュニケーションのきっかけが掴めるかもしれませんよ。

 

 

個性を求めるのは今も昔も同じだが

 

若者に限らず、人は個性を大事にしているのではないでしょうか。

それは自己実現のためであったり、承認欲求であったり、或いは社会欲求のためであったり理由は様々だと思います。

むしろ、個人として個性がなくて良いと考える人の方が、少ないのではないかと思います。

 

少し前になりますが、今は解散してしまったアイドルグループの歌の中にも

「ナンバーワンでなくてもオンリーワンであれば良い」という歌詞がありました。

年代を越えて、すごく流行った歌ですね。個性≒オンリーワンと考えるのであれば、

やはり人は、表に出す出さないは別として、人と違う特別であること、を求めているのかもしれません。

 

年齢を重ねていく中で、そうした想いも形を変えていきますが、

若い頃を振り返ると、ファッションであったり、持ち物であったり、行動や発言であったりといった、

自分の身の回りのもので個性を主張する機会も多かったのではないでしょうか。

例えば、学校指定のカバンにアクセサリーをつける、小物にはこだわりがある、

いつも一番に教室に入る、些細な事であっても自分なりのこだわりを持つ人はいたと思います。

 

では、最近の若者の間ではどのようなことが個性として受け入れられているのでしょうか。

 

 

SNS世代に見られる新しい自己表現

 

まず前提として頭に入れておきたいことは、今の若者はSNS世代であるということです。

若者(今の20代を若者と定義します)の間では、Facebookではなく、TwitterやInstagramが主流です。

TwitterやInstagramが主流ということがどういうことかというと、画像+短文で自分を表現しているということに繋がります。

30代以上であれば、懐かしいmixiや自分のホームページなどは、自分の日記であったり、

自己紹介の延長という色が強かったですが、それとはだいぶ異なった表現方法となっています。

 

2017年の流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれました。

つまりは、Instagramに投稿した時に多くの共感を得られる素材であったり、写真の撮り方に若者は敏感です。

Twitterも然り。コンパクトでインパクトのある投稿をし、そこに反応があることで今の若者は一種の承認欲求を満たしていると言えます。

 

どこへ行った、誰と行った、何をした、楽しかった、満たされた。そうした幸せの積み重ねを画像+短文という形でインターネットへ発信する。

これは、スマホが世に浸透してから広まった新しい自己表現の方法です。

また、インターネットの中では自分を使い分けるという器用な人も大勢います。

趣味専用のアカウントを基本アカウントとは別に所有し、限定されたネット世界で素の自分を出すということも少なくありません。

ペンネームで小説を書き、自分を表現する小説家に似ていますね。

 

こうした新しい承認欲求を受けて、若者の自己表現のスタイルや対象も変化しています。

 

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透明ケースに自分の色を

 

ブランド物を持っていることがステータスであり、自己主張の手段である時代がありました。

ブランド物のカバンや財布、時計など。それを持っていること自体が自己承認欲求を満たすというものです。

もちろんその考え方を否定はしませんし、今でも魅力的なアイテムであることは間違いないでしょう。

 

一方で、若者の中にはそうしたブランド品とは別のアイテムで自分を表現することが流行っています。

それは、透明なペンケースや透明なカバン、透明なビンなどを自分でカスタマイズしてオリジナリティを持たせるというものです。

 

例えば簡単な例でいえば、透明なペンケースに絵を描くこともそうです。

また、透明で外から中身が見えることを前提とした文房具の詰め方、または文房具のチョイス。

そうしたことの積み重ねで、世界にひとつの自分だけのペンケース(とその中身)が誕生します。

 

今は100円ショップでも売っている透明なビン。皆さんも買う買わないは別として目にしたことはあるのではないでしょうか。

そのビンもアイデアひとつで様々な自分を魅せるアイテムに変化します。

スパイスを詰めたり、ネジやボルトなどのDIY用品を入れたり、ジャムやピクルスなどをいれても素敵ですね。

ただの入れ物じゃないかと思われるかもしれませんが、ビンそのものに主張がなく、

「そのビンをどのように使うか」に焦点が当てられた例です。この透明なビンは2015年くらいに随分と流行りました。

 

透明なカバンはもはやその人のショーケースと言って良いかもしれません。

綺麗に畳まればマフラーや折り畳み傘。オシャレなスマホケース。手帳。

そういった生活用品が美しく整頓され、透明なカバンの中に収納されています。外から見られる前提です。

「今日は久しぶりに●●に行ってみました」という一言とともに、そのカバンが映っていると「オシャレ!」「かわいい!どこで買ったの?」という流れになるわけです。

 

もちろん、すべての若者が、という訳ではありません。

そして、透明グッズを活用する若者自体も持ち物すべてが透明な訳ではありません。

ブランド品も持ちますし、透明じゃないカバンも持っています。

ただ、自己主張の手段とひとつとして、こうした方法が流行っているということは興味深いことだとは思いませんか??

 

良い車に乗りたい、とか、高級時計を持って初めて一人前のビジネスパーソンだという時代も確かにありました。

ただ、その価値観が今の若者にはすべてではないということも言えそうです。

そして、そうした若者から生まれてくるアイデアは今までとは違った、より時代に即したアイデアであることも少なくありません。

もし、あなたの周りの若者が見たことないものを持っていたら、良い話のきっかけになるかもしれませんよ。