コラム

投稿日:2017/12/27

本当はアツい!若者の行動力や表現力をオフィスへ

本当はアツい!若者の行動力や表現力をオフィスへ

 

こんにちは、オフィス・ラボです。

さて、若者について考えてきたコラムも今回で第4回、一旦最終回となります。

第1回では、若者のオフィス。

第2回では、若者と個性。

第3回では、若者とコミュニケーション。

と銘打って、若者について考えてみました。第4回となる今回は「若者が求める一体感や共感」について考えてみたいと思います。

 

消費者としての若者

 

今の20代(若者)は、ゆとり世代と言われたり、さとり世代と言われたりすることが多いです。

そして、この世代と紐付いて良く使われる言葉が、「若者の◯◯離れ」という言葉。

「若者の車離れ」「若者の結婚離れ」「若者の海外旅行離れ」、こうした言葉を皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

端的に言えば、今の40代や50代の人に比べ、野心や欲が弱いとも言い換えられるかもしれません。

「良い車に乗りたいから仕事を頑張る」「結婚して一家の大黒柱として頑張る」「バカンスに行きたいから頑張る」、

こうした何かをインセンティブとして頑張るということが最近の若者には響きにくくなっているのかもしれません。

 

理由は様々ですが、よく言われているように、物資飽和の時代に生まれ育った事による影響、

あとは、日本的な企業体制の変化(必ずしも終身雇用ではないことや、成果主義の浸透など)の影響も大きいのではないでしょうか。

 

確かに、マーケティング業界に目を向けても、

「大人の女性なら◯◯」「一人前の男性なら◯◯」といった風潮はかなり弱まっているように思います。

それよりも、「私らしく」「特別な」といったオンリーワン要素の強いキーワードが目を引きます。

 

つい先日アパレル業界でも、「着て採寸するためのボディースーツ」の無料配布が行われるということがニュースになっていました。

もちろん今でも、カシミヤのコートやブランド物のファッションアイテムは一定の憧れと需要を獲得していますが、

こうした「あなたに合った特別な」ものを手にする門戸が開かれている今、

必ずしもブランド品を買いたいという若者の欲求は低下しているように思います。

 

前々回のコラムでも「透明なものに自分色をつけて表現する」ということを紹介しました。

言ってしまえば、このことも同じです。

少し頑張れば、ブランド物のカバンが買えないわけではない。

ただ、少し頑張って手に入れるだけの満足感、達成感が一昔前のそれと少し違ってきているのではないでしょうか。

若者の消費に対する価値が変化しているのは皆さんも感じていることではありませんか?

 

働き手としての若者

 

こうした若者の「感覚」は消費者としてではなく、もちろん働き手となったときにも現れます。

もし、今このコラムを読んでくださっている方が40代、50代、60代だとしたら、皆さんが20代の頃はどのような思いで働かれていたでしょうか。

 

仕事の成功、会社の拡大、そうしたことはもちろん、

良い時計が欲しい、マイホームが欲しい、車が欲しい、結婚をして一家を養っていく、

そうしたライフプランも視野に入れられていた方も多いのではないでしょうか。

言わば、モノや状況によるインセンティブですね。

 

今の若者に目を向けてみましょう。

先述したような若者像を当てはめるのであれば、若者にはモノや状況によるインセンティブがないことになります。

なぜなら、良い時計や車に欲がなく、結婚やマイホームに対して積極的ではないからです。

これは、決して極端な意見ではなく、少なからず顕著に表面化していることです。

例が偏ってはいますが、今の時計業界、車業界、結婚率、マイホーム購入率などを見れば、なるほど合点がいく内容でもあります。

 

こうして考えると、今の若者が一昔前のインセンティブによって、やる気が生まれるということは少し難しいのかもしれません。

 

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表現力や行動力がある若者

 

では、今の若者は何をインセンティブにして働いているのでしょうか。

 

当シリーズの第1回でも話題に触れましたが、若者は熱い気持ちを胸に秘めていると私は考えています。

参加型のイベントが人気を博していることは、インターネット上の情報やオフラインの情報を見てもよくわかります。

フェスやコミケは今や一部の人のためのものではなくなりました。

何万人規模の若者がその日のために準備をし、イベントを謳歌します。

そして、そうしたイベントやフェスは、SNSを通じて情報共有され、拡散されていきます。

 

情報共有されるのは、イベントやフェスといった大掛かりなものだけではありません。

若者の中には地方で地域活性のためのものづくりを行っている人もいます。

地域に根付いたオリジナルなものづくりを行い、コツコツと情報発信を行うことで、

メディアに取り上げられたり、全国展開をしている若者もいます。

若くして農業に転じた若者や、地方で工芸品の勉強をしている若者など、皆さんもメディアを通じて見たことがあるのではないでしょうか。

 

イベントにしろ、ものづくりにしろ、共通して言えることは「若者には表現力や行動力がある」ということです。

そして、その表現や行動を常に共有する手段を持っているということです。

 

ここに若者が働くときのインセンティブのヒントが隠されていると私は思っています。

 

今、働き手に求められていることの1つは、アイデアであり発想力です。

それは、例えば商品開発といった枠にとらわれるものではなく、

当コラムでも幾度となく紹介させていただいている、働き方のアイデアであったり、社内業務をスムーズにするアイデアであったり、

ストレスフリーな職場環境を提案するアイデアも含まれます。

 

今の若者には、こうしたアイデアを出す土壌があり、それを使いこなす土壌があり、発信・共有する土壌があります。

オフィスの在り方や働き方を考えるとき、こうした若者の力は大いに会社の力になるはずです。

もしかしたら、一見、耳を疑うような意見も出てくるかもしれません。

ただ、失敗あっての成功です。このコラムが若者のポテンシャルと向き合いなおすきっかけになれば幸いです。

 

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