オフィス

オフィスの歴史~概要とレイアウトと色など~

 

こんにちは、オフィス・ラボです。

今回は『オフィスの歴史』をご紹介したいと思います。

イメージがしやすいと思うので、現代からの遡り方式でご紹介しますね。

 

■現代のオフィス

早速ですが、まずは今日のオフィスを見てみましょう。

今、皆さんが働いているオフィスです。

 

現代のオフィスの特徴は、働き方の多様性に合わせた、

またはオフィス機器やテクノロジーの発展に伴う、

柔軟性に富んだオフィスと考えられます。

 

例えば外見的なものでいえば、

・カラフルな什器やオフィス用品

・企業イメージを全面に打ち出した大胆なエントランス

・カフェのようなミーティングスペース

・スタンディングワークスペース

・遠隔会議のための設備や部屋

などはイメージがしやすいのではないでしょうか。

 

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今では当たり前のように目にするこのようなオフィスも

一昔前には考えられないオフィスの様相でした。

 

また、機能面でのオフィスの発展も目を見張るものがあります。

・より生産的な働き方を可能にするデスク等のレイアウト

・より社内の縦横の繋がりを密にする工夫されたオフィス

などは、グローバルでダイバーシティな環境、

ビジネスシーンに対応するべく今なお、進化を続けています。

 

さらに、現代のオフィスに見られる特徴の一つとして、

リモートワーク用のオフィスの発展も忘れてはいけません。

 

過去には「仕事はオフィス(会社)でするもの」、

或いは「オフィス(会社)でしかできないもの」でしたが、

言わずと知れた携帯電話、ノートパソコンの普及によって、

いつでもどこでも仕事ができる環境が整っています。

 

それに伴い、「オフィス(会社)に必ず行かなくては物事ができない、進まない」

という既成概念は変化のさなかにあり、

「今までやむ終えない事情で仕事を諦めなければならなかった人」や

「より効率的に仕事を進めたい人」の受け皿として、

レンタルオフィスや者シェアオフィスなどが発展しています。

 

極端な例ですが、世界第一線で成長を続ける海外の大企業では、

リモートワークを突き詰めた結果、本社がほぼ不要となり、

本社そのものを大規模縮小したという例もあるようです。

 

 

■2000年前後のオフィス

2000年前後はちょうどバブルが崩壊したくらいの時期です。

この頃のオフィスに特徴的なのは「オフィスの効率化の追求」です。

既にデスクトップ型のパソコンは広く普及していました。

携帯電話の普及はじめの時期でもあります。

日本経済的にも「失われた10年」などと言われるマイナス成長期です。

 

省スペース化、フリーアドレス制、ユニバーサルプランなど、

当時先進的で革新的なオフィスそのもののあり方が次々に登場しました。

省スペースによるコストカット、

フリーアドレス制などによるコミュニケーションの強化

しいては新しい創造、などが求められ、周知された時期です。

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背景には、グローバル社会が本格化し

「今までと同じではダメだ、常に変革しないと」という、

今に続く危機感が日本全体で起こった時代でもありました。

 

 

■1990年前後のオフィス

1990年前後はちょうどバブル景気です。

急激に経済が膨張し、数値の上では

東京23区の地価がアメリカ全土の地価と同等以上であったといいます。

 

1990年前後のオフィスは、

ワープロやパソコンなどのOA機器が多くの企業に導入され始めた時期でした。

それに伴い、OA機器を中心としたレイアウトが登場し、

パソコン用の椅子なども広く普及していきます。

 

また、この時期以前には灰色のスチール什器が旺盛でしたが、

色の柔らかな什器やフロアカーペットといった

オフィスのインテリア意識が芽生えた時期でもあったようです。

 

オフィス什器がスチール製一辺倒ではなく

木製のものが使われることもありましたし、

企業カラーと合わせてオフィスの中にオレンジやグリーン、

ブルーといった鮮やかな配色が使われることもありました。

 

色が社員に与える影響なども広く認知されはじめ、

集中しやすいのは青、リラックスしやすいのはグリーン、など

今では当たり前のようにオフィスに組み込まれている考え方が

まさに広がっていた時期でもあります。

 

 

■1980年前後のオフィス

1980年前後はちょうど高度経済成長期が終わったあとに位置づけられます。

日本経済的には低成長期です。

 

1980年前後のオフィスは、電卓、複写機(今のようなコピー機ではない)、

事務処理用のコンピューター(今のようなパソコンではない)などが普及し、

事務処理が大幅に効率化された時期です。

 

このころには、現在にも根強く支持されている

島型の対向式のレイアウトが支持されていました。

デスクの前のついたて(デスクトップパネル)やパーテーションの登場によって、

オープンスペースの中にも目的に応じた空間を作れるようになったのです。

 

「コミュニケーション」と「作業への集中」が

両立できるレイアウトはこの当時先進的な考え方でした。

 

 

■1970年前後のオフィス

1970年前後は有名な高度経済成長期です。

今年が2018年なのでもう50年近くも前の話なんですね。。。

 

「作れば作るほど売れる時代」とも言われ、

とにかく効率的に大量生産することが求められる時代でした。

余談ですが、今NHKの朝ドラ「ひよっこ」では

ちょうどこの頃の時期が舞台となっていますね。

大量生産ということに関しては、

主人公がはじめに就職したトランジスタ工場の

風景を思い浮かべてもらうとわかりやすいでしょうか。

(ご覧になっていない方はすみません。。。)

 

1970年前後のオフィスは、ソロバンやタイプライターが主流でした。

複写機はまだ極一部の会社や官庁などでしか使われていない時代です。

(しかも、今のコピー機と大きく異なり、手間も時間もかかる複写機でした)

今はロボットやパソコンが行っている作業をすべて手作業で行っていたんですね。

 

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また、オフィスレイアウトにおいても今とはまったく違った様相でした。

イメージとしては、学校レイアウトでしょうか。

教師の位置に上司が座り、生徒の位置に社員が座る。

より効率的に生産するために監視が厳しい時代であったといいます。

 

 

 

■(おまけ)江戸時代のオフィス?

江戸時代は約1600年から265年続いた時代です。

江戸時代にオフィスはあったのでしょうか?

 

実は、江戸時代の庶民の仕事はほとんどが自営業か日雇い労働者でした。

自分の家を拠点に作業したり、物を売って歩いたりしていたんですね。

そもそも今のように電車や車がない時代ですので、

移動距離といった面では非常にコンパクトな働き方をしていたのではないでしょうか。

 

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さて、今回はオフィスの歴史についてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

端的に見ると、それぞれの時代背景に合わせて、

オフィスも進化していることがわかりますね。

温故知新という言葉があるように、昔のオフィスを知り、

なぜ変化を遂げてきたのかを学ぶことによって、

新しいオフィスのビジョンが見えてきます。

私たちはオフィスづくりのプロとして、

常にオフィスの最前線を皆さまにお伝えしていきますね。

 

さて、次回は『最新の喫煙スペース事情』についてご紹介します。

分煙や電子タバコが浸透して久しいですが、

最近の喫煙事情はどうなっているのでしょうか?乞うご期待下さい!

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