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<DESIGNER'S REPORT>実はすでにABWを始めている!?固定席・フリーアドレス・ABWの違いとは

「DESIGNER'S REPORT」はオフィス・ラボのデザイナーが、デザイナー目線でオフィスにまつわる様々なことについて、考察していくレポートです。

 

今回より3回に渡り、「コロナ禍で、改めてABWという働き方を考えてみる」をテーマに考えて行きたいと思います。

1回目は、「実は既にABWを始めている!?」と題して、固定席・フリーアドレス・ABWとの違いついて考察していきます!

 

新型コロナの影響で、より柔軟な考え方が求められるようになった働き方。

Beforeコロナから、グローバル企業を中心に広まっている働き方の考え方の一つに、ABWがあります。

ご存じの方も多いかと思いますが、今回改めてABWとは何かを知ることで、これからの新しい柔軟な働き方(New Normal)を考えていきたいと思います。

 

 

第1回目は、Beforeコロナから導入されているABWの考え方はどのようなものなのか?

先ずはそこから、ご説明していきます。

 

 

実は既にABWを始めている!?固定席・フリーアドレス・ABW(Activity Based Working)との違い

 

アクティビティ・ベースド・ワーキング(Activity Based Working、以下ABW)は、オランダの企業が提案した、より良い働き方、仕事のあり方を創造する為の考え方です。具体的には、業務内容に合わせて働く場所や机などを、フレキシブルに選択出来る働き方になります。固定席がないという点で、フリーアドレスと同じようなニュアンスで扱われがちですが、実際はこの2つの考え方には大きな違いがあります。

 

ABWは、従業員が業務内容に合わせて自ら場所や時間を選択して働けるというワークスタイルです。

在宅勤務やコワーキングスペースの利用など、社内に限定された空間だけではなく「いつ」「どこで」働くのかを、従業員の所属や役割ではなく、業務内容に合わせて選択する事が出来るよう、フレックスタイム制や社内にも用途別の場所が用意されており「業務内容に最適な空間・時間」を判断基軸とした、フレキシブルに選択することが可能な環境があることを言います。

(個人作業などの集中ブース、チームでの作業やミーティングが出来るテーブル、オープンなミーティングエリア、リラックス出来るソファー席など)

 

 

一方、フリーアドレスは、オフィス内に固定席を設けず「自由に座席を利用できる(選べる)」というワークスタイルです。その為、ABWのような「業務内容に最適な空間・時間」を選べるとは限りません。むしろフリーアドレスはABWのなかの1つの要素という位置付けになります。

 

「そんなに多様な選択肢が必要なら、ABWなんてうちには到底無理だ…」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ABWとは「より良い働き方、仕事のあり方を創造する為の考え方」です。

 

フレックスタイム制やフリーアドレス、昼休憩の時間帯はカフェスペースだけど、他の時間帯は自由にリフレッシュやミーティング、作業場として使っているスペースがある。

そういった制度や使い方はされていませんか?

 

 

企業がABWを導入する目的は、業務の生産性向上や従業員の満足度向上による人材の確保などさまざまですが、フレックスタイム制、フリーアドレスなど、企業の状況や目指す文化に合わせて選択肢の幅を拡げ、活動に最適な環境を提供する事で、部分的にではありますが、AWBはどの企業にも導入可能なワークスタイルと成り得ます。

 

こういった考えから、これからの新しい柔軟な働き方を考えるうえで、ABWの考え方はそのベースとなっていくものになるのではないでしょうか。

 

次回、第2回目は「Withコロナでの働き方・働く場」をテーマに、コロナ禍における対策の現状を踏まえ、働き方・働く場を考察していきたいと思います。

 

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