働き方

<DESIGNER'S REPORT>これからの働き方・働く場

「DESIGNER'S REPORT」はオフィス・ラボのデザイナーが、デザイナー目線でオフィスにまつわる様々なことについて、考察していくレポートです。

 

全3回に渡り「コロナ禍で、改めてABWと言う働き方を考えてみる」をテーマにお話ししています。

今回・最終回の第3回目は、「Afterコロナでの働き方・働く場」をテーマに、テレワークとABWを軸にした、これからの働き方・働く場の「New Normal(新常態)」を考察していきたいと思います。

 

 

◇現状の働き方・働く場

 

感染再拡大が続く新型コロナウイルス。長期化するコロナ禍でオフィスのあり方も変わってきています。

在宅勤務の浸透で賃借面積を縮小する企業がある一方、郊外や地方で「サテライトオフィス」の新設や、一部では賃借面積を拡大するすることでソーシャルディスタンスを避けようとする企業など、対応はまちまちです。

また感染を避ける処置として、以前から積極的に取り入れられてきた「フリーアドレス」を禁止する動きもあったりと、どの企業も現状の対処と、これからの働き方・働く場を模索しているというのが正直なところのようです。

 

 

 

◇現状からの推移

 

社会全体の流れとして、在宅勤務を中心としたテレワークの動きが逆行することはないのでしょうが、事態が収束すると以前の状態に戻したいと考える企業も少なくはないようです。

そもそもテレワークに適していない業種や業務のある人は、コロナ禍でもテレワークの実施は、ほとんど出来ていないという方も多いようです。

いずれにせよ、しばらくの間は出社人数の制限(調整)をともなったレイアウト変更や縮小・移転・増床は続いていくものだと思います。いまオフィスには働き方・働く場に対して、より柔軟で可変性のある対応が求められているのです。

 

 

 

◇これからの働き方・働く場の形成のために

 

コロナ禍で強制的に始まったという方も多い、テレワーク。

経験した多くの方が、問題点はありながらでも大きな可能性を感じていることだと思います。

こういった観点からも、これからの働き方を考えるなかで、テレワークという選択肢を外すことは困難です。

いままでテレワークでは「難しい」と思われてきた課題も、急速なIT・ICT等の技術の進歩により解決出来ることも増えてきていますが、Zoomなど慣れないバーチャル空間の多用による健康障害など、新たな問題も出てきています。

 

 

重要なのは「テレワークで出来ること」と「オフィスでしか出来ないこと」を改めて深堀し必要な割合を確認して、それぞれのメリット・デメリットを整理していくことにあります。

本来の意味のABW(Activity Based Working)の実現に向け、社員に対し、企業側がどれだけ柔軟な選択を容易出来るかで、各企業にあったNew Normal(新常態)が形成されていくのです。

 

 

◇まとめ

 

テレワークが進み「オフィス不要論」を唱える企業もありますが、多くの企業にとってオフィスは重要な役割を担う存在です。そこに求められる役割や機能は変化していますが、企業にとって、オフィスは、企業理念(アイデンティティー)を体現する場として、これからの働き方・働く場「New Normal(新常態)」を創出し、成長していくために不可欠な経営装置として必要な「場」であるという根本的な意義は変わりません。

これからのオフィスに必要な「New Normal(新常態)」は「オフィスでしか出来ないこと」に注力出来るよう、テレワークとABWを軸にした「働き方・働く場」になっていくのではないかと思います。

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