働き方

<DESIGNER'S REPORT>Withコロナでの働き方・働く場(2/2)

「DESIGNER'S REPORT」はオフィス・ラボのデザイナーが、デザイナー目線でオフィスにまつわる様々なことについて、考察していくレポートです。

Withコロナでの働き方・働く場」をテーマに、コロナ禍における対策の現状を踏まえ、働き方・働く場を考察するコラムの後編です。

 

 

3.防菌・除菌対策/社員・来訪者への体調管理

 

 

出社・退社時(在宅時も)には、社員にマスク着用、手洗い/消毒の徹底、検温の実施などを確実に実施する必要があります。これは来訪者に対しても社員同様に実施するなど、対策の徹底が必要です。

 

こちらに関しては、既に殆どの企業が実施されていることだと思います。前段の「1.ソーシャルディスタンスの確保」と同様に運用ルールの意味を理解し、実行を徹底する事がなにより重要になります。

 

 

4.他人との接触の軽減

 

 

前段と違い、こちらは具体的な設備環境への投資が必要なものになってきます。

置くだけ、取り付けるだけの簡易的なものから、工事が必要なものまで様々ですが、これに関しては、Afterコロナを見据えた有効な投資対象が何かを考えることが重要です。

 

例えば、このままテレワークを定着させ、持続する事が可能な文化が会社にあれば、フリーアドレスを大前提としたレイアウトとなり、パーソナルロッカーや稼働デスクを導入したレイアウト変更は、今後も有効な投資になると言えます。

ただこれがもとの固定席の運用に戻ってしまうようでは、この投資にはあまり意味がなくなってしまいます。

 

また、これらを実施するには資料のデジタル化やクラウドを使ったデータ共有を行い、ペーパレスな環境を構築することが必須であり急務となります。これを実施するには、どれだけデータや資料を削減できるかによるのですが、これに関しては会社からの強力なトップダウンが必要になるケースが多いです。

 

社員の意見を聞く事も大切ですが、意見を聞き過ぎると収拾がつかなくなり、中途半端な状態で終わってしまいます。いまのこの状況をポジティブに捉え、思い切った改革を実施するチャンスだと考えることが必要です。外部に調査やコンサルティングを委託するなども考慮にいれて、データの保管ルールを明確にし整理整頓を行っていきましょう。

 

 

また現状の会議室のあり方として、クライアントを含め、一つの場所に集まることの必要性がどれだけあるのか。稼働率・収容人数を考えて、Web会議に対応した会議システム・設備が装備された部屋やテレブースや集中ブースなどの大きさ、個数、予約システムの導入など、もっとも生産性の向上が見込まれる形態が何であるのかは、各企業や部署によって投資すべき対象が変わってくる為、経営的な判断と慎重な協議が必要となります。

 

 

まとめ

 

Withコロナが収束し、Afterコロナの状況になっても、世界の価値観の変革は続いていくことでしょう。

新たな価値観(New Normal)のもと、柔軟な働き方を考えるうえで、前回お話したABWをベースとした考え方も更に進化しています。

 

次回、第3回目は「Afterコロナでの働き方・働く場」をテーマに、ABWとテレワークを軸にした、これからの働き方・働く場(New Normal)を考察していきたいと思います。

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