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<DESIGNER'S REPORT> ~ 森林の環境問題 ~ Part 2

こんにちは、オフィス・ラボです!

 

「DESIGNER'S REPORT」はオフィス・ラボのデザイナーが、デザイナー目線でオフィスにまつわる様々なことについて、考察していくレポートです。

 

全2回にわたり「森林の環境問題」をテーマに連載しています。

前回は、「木材の循環型社会」とオフィスで木を取り入れる事の効果 についてお伝えしました。

今回は、実際に木材を使用する場合についてお伝えします。

木材自体は経済性が高く他の材質に比べ、加工、修理が容易で原材料が世界各地に豊富にあります。

ただ、昨今は疑似木材の進化が著しく、安価でもあるため予算上、本物の木材を表面仕上げとして使う機会は減ってきていますが、用途によってはとても良い雰囲気となります。

適材適所を探る観点から、具体的(サイズW1200D2000程度)に家具に木材と疑似木材を使用する場合の比較、それぞれのメリットとデメリットについてお伝えします。

 

〇メラミン化粧板(表面仕上げ)

 

 

メリット

 ・キズや熱・水分に強く長持ちしやすい

・日常的な汚れに強い

・色、木目、石調、金属をはじめ、模様、柄のラインナップが豊富。

・無垢材や突板に比べ安価なものが多い。

・剥がれにくい。

デメリット

・天然木に比べると質感・風合いが劣る

 ただし最近では印刷技術の進歩に伴い再現度のレベルも上がり、

 触らない限り違いが分からない

・長期で使うと不自然な経年変化が目立つ。

・傷ついたときの補修ができない。

 

〇突板(表面仕上げ)

メリット

・質感・風合いがよい。

・2つとないオリジナルの柄ができる。

・使い込むと良い雰囲気となる

デメリット

・キズや熱に弱い

・長期で使うと経年変化がある。

・傷ついたときの補修がやや難しい。

 

〇リノリウム天板(表面仕上げ)

 

 

 

メリット

・他素材にないマットな質感がよい。

・自然素材由来で環境にやさしい。

・滑らず作業がしやすい。

・熱、傷、水に強い。

デメリット

・高価

・出隅を突き合わせる施工ができないのでデザイン制限がある。

・深い傷ついたときの補修ができない。

 

〇既製品(スチール家具)

 

 

メリット

・熱、傷、汚れに強い。

・熱、傷、水に強い。

デメリット

・カラーバリエーションが少ない。

・出隅を突き合わせるトメ加工ができないのでデザイン制限がある。

・傷の補修はできない。

 

〇無垢材(古材利用の場合)

 

 

メリット

・質感・風合いがよい。

・同じものが2つとないオリジナルができる。

・使い込むと傷や汚れも良い雰囲気となる

デメリット

・傷、汚れがつきやすい

・長期で使うと経年変化がある。

・傷ついたときの補修はできない。(雰囲気を壊してしまう)

 

いかがでしょうか。

 

 

使う場所によって条件は変わりますが、

長く使う前提のものとして考えると、リフレッシュコーナーなどリラックススペースでは

機能性よりも手触りや香り、使い込みによるレトロ感などの雰囲気を重視するという選択もありえると思います。

会社の歴史を刻み込む、みんなで使う、みんなのスペースとして社内の一体感もできます。

ぜひ本物の木材を使った家具を採用してみませんか。

 

株式会社オフィス・ラボは様々なメーカーと協力して適材適所のソリューションをお届けします。

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